エイドリアン・バトーン/JP レーシング

インターチャレンジレースを終えて:

日本でのレースは自分にとって初めての経験だったので、非常に興味があったが.
日本のトラックはかなり特殊だったので、かなり難しいものがあった。BOSSのコース
レイアウトが想像していたものとは全く異なっていた。
練習日は、日本のドライバーより約5秒遅かったし、なかでも大阪選手、高橋選手、
福田選手は自分と同じ車にもかかわらずかなり速かったという事実が、自分のセット
アップとドライビングに問題があっつた事を示している。
ヨーロッパのトラックは、高速サーキットでスムースに走らせなければならないが、
BOSSの場合ラップタイムを更新するには、もっとアグレッシブになる必要があった。
セットアップは、いつも自分が使っているものとは全く違ったのだが、一番異なった点
は車体幅である。通常は254mmと264mmなのだが、BOSSでは252mmと262mm
にすると、小さいコーナーにもうまく対応でき、またショックアブソーバーのオイルも800の
かわりに600とよりソフトなものを使用した。
ファイナルでは、自分の車は完璧に近づいたと言えるが、只他のドライバーと比べると
燃料給油の回数が一回多かったのだが、これはセットアップにあまりにも時間をかけ過
ぎたために、燃費については充分にテストができなかった為だった。
とても速い日本のドライバーに(このようにレベルが高いとは全く予想していなかったのだが)
かなり苦戦をしいられたが、このような結果を出せてとてもうれしく思います。
このインターチャレンジレースは、はっきりいってフランス・クレアモントの世界選手権より
難しかった気がした。最後にスタッフ全員のすばらしいサポートに感謝の意を表したい。
またレースで会いましょう!